​　ゲルハルト・ベルガーは、あのエンツォが最後に指名したフェラーリドライバーです。劇的な勝利が多いのもベルガーです。1986年F1フル参戦2年目にしてBenettonのチーム初優勝、1997年鈴鹿、1994年ドイツ、低迷するFerrariを2度も復活させる優勝、1988年イタリアでの逆転勝利と幾度もティフォッシを歓喜させています。94年の勝利はアレジが自分の勝利の様に大喜びでした。98年自身最後のシーズン、ドイツでの完全優勝も記憶に残ります。

　そして、その人柄の良さもベルガーの魅力です。気難しいと言われたセナでさえも心を許しました、チームの移籍でも（Benetton→Ferrari→Mclaren→Ferrari→Benetton）以前在籍したチームから再び迎えられています、ベルガーがいかに誰からも好かれていた証拠ですね。93年何とHONDAにFerrariV12への技術協力を頼んだのもベルガーだと言われています。

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